フランチャイズの仕組み

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フランチャイズの仕組み

フランチャイズイメージ画像


一般的によく聞かれるのは、
「フランチャイズとチェーン店は何が違うの?」ということではないでしょうか。
ここではフランチャイズ制度の仕組みについて、説明しましょう。

フランチャイズとチェーン店の違いとは?

例えばコンビニチェーンや、ファストフードなど、同じ店舗を全国で、しかも大量に見つけることが出来ることを誰でも知っています。 こういった多店舗展開は「チェーン店」と呼ばれますが、こういったチェーン店と思われる店舗の中に、 実はフランチャイズ店が少なからず含まれているのをご存じですか?

「チェーン店」とは、簡単に言えば「直営店」と言い替えることができます。
これは、ひとつの会社が、同じブランド(店名など)で経営の方法・サービスなど、共通したあらゆるノウハウを取り入れた店舗で、おおむね11店舗以上の多店舗展開をしている場合を指します。

少し難しいので、具体例を挙げて説明しましょう。
例えば、国内には「セブンイレブン」や「ローソン」「ファミリーマート」といったコンビニエンスストアが、都市部から地方の田園部にまで、ほぼ同じ外観・同じ看板を使い、似たような品ぞろえで営業しています。

このような店舗は、そのコンビニの会社が直営で営業している場合、「チェーン店」と呼ばれます。
しかし、全く同じ外観・看板・サービスでありながら、実は経営者はそのコンビニの社員でなく、個人の経営者であるケースがあります。
そういった店舗の経営スタイルが、フランチャイズと呼ばれる方法です。

フランチャイズのシステム

ある流通サービス(店舗)の商号や商標(店舗名など)やオリジナル商品、経営上のノウハウなど、 その企業が持つ独自のビジネスの方法を「フランチャイズパッケージ」と呼びます。

先に挙げたコンビニの例では、「セブンイレブン」「ローソン」といった店舗名やロゴ、お店の外観や内部の陳列方法、店員の制服、取扱い商品、 仕入ルート、経営方法など、その店舗の経営に直接関わる様々な要素・ノウハウをすべてまとめたものが、パッケージとして扱われます。

この、ワンセットの「フランチャイズパッケージ」を、本部(フランチャイザー)が、加盟者・個人経営者(フランチャイジー)に 提供することで成り立つ事業形態そのものを、フランチャイズと呼ぶのです。

フランチャイズ(略してFC)というビジネスモデルでは、本部がフランチャイズパッケージで経営する権利を与える代わりに、 加盟者はロイヤリティー(対価)と呼ばれる、言ってみれば権利の使用料にあたる代金を支払って、商売をします。

分かりやすく図で表すと、このような関係になります。

フランチャイズのメリット

このようなフランチャイズ契約で独立・開業・起業することに、本部と加盟店双方にどのようなメリットがあるでしょうか。

FC加盟店(フランチャイズ店)での事業拡大は、フランチャイザー(本部)にとっては低コストでの新店舗展開が可能になるため、 近年様々な業種でフランチャイズ制度を導入する企業が増えています。加盟者側がすでに店舗や用地を取得しているケースでは、 新たに物件を探す手間が省けるばかりか、安定したロイヤリティーが見込めることも、大きなメリットです。

では、フランチャイザー(加盟者)側はどうでしょうか。

まず、全くの個人での独立・起業・開業には、さまざまなノウハウやアイディア、手続きが必要で、その成功率は決して高くないのが現実です。
しかし、FC経営での独立・起業は、開業からその後の経営に至るまで、さまざまな情報や手段が本部側より提供されます。 さらに、すでにブランドイメージができあがっていて、知名度も高い店舗なら、スタート時点からの安定した経営が期待できるでしょう。

たとえば個人で小さい商店を開くよりは、「セブンイレブン」「ローソン」といった店舗名での展開の方が、だんぜん集客力の面で有利です。 個人経営の学習塾で、指導者の手腕を地域に認めてもらうには、ある程度の時間が必要ですが、「明光義塾」「スクールIE」という看板での開業なら、入塾する生徒さんの安心感も必ずや違ってきます。

「集客力」ひとつとってみても明らかな優位性があるので、
つまり、仕入れルートの確保、経営ノウハウなど、すでに成功しているビジネスモデルをそっくりそのまま実践するだけでよく、
独立・起業するにあたって、最も失敗しにくく、安全な方法がフランチャイズだと言えます。

フランチャイズのデメリットをよく聞きますが・・・

インターネットでは「フランチャイズのデメリット」「FCの落とし穴」といった記事を目にすることがあります。

FC(フランチャイズ)では画一化したサービスを求められるので、自分の個性を発揮したり、勝手に経営方法を変更したりすることはできません。従って、オリジナリティを強く出して独立・起業したい人には不向きと言えるでしょう。

また、FCには必ずロイヤリティが付いて回るので、多額の加盟金などを払って結果的に経営がうまくいかず破産した、などという記事も見られます。しかし、一口でFCと言っても、本部の設定している加盟金やロイヤリティの金額には幅があります。一概にロイヤリティが悪いというような記述には疑問が残ります。

FC契約での開業では、本部からの綿密な経営指導が受けられ、特に経験の少ない起業家には、大きな安心感につながります。
つまりは、ロイヤリティがあっても、それを上回る利益が上がればよいのです。それには、やはり経験が少ない起業家ほど、フランチャイズのシステムを活かすべきでしょう。
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